お国の機関である厚生労働省より、最新の賃金情報が発表されました
ですがまあ、こういったモノは意外と見るのが難しい上に私自身も眺めていて、数字がズラっとなっていて、ちょびっとわかりにくい所もあるわけで・・・
今回は高卒を応援したい高卒投資家としても、社会人&サラリーマンとしても気になる、学歴別の2025年度版(データは締められた2024年度のモノ)の、学歴別賃金を調べてみました
対象は【高卒】【専門学校卒】【高専・短大】【大学】【大学院】となります
(過去にも書きましたが何故か中卒の方のデータが無いです・・・何故・・・)
こちらの記事では、2025年5月時点では最新となる、厚生労働省発表の【令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況】を元に、大卒や高卒の賃金の差
そしてそこから出された大卒と高卒の生涯賃金などを、わかりやすくまとめてみました!

平均値を知ることは、自身の立ち位置を知る上で大切だからねっ
大卒と高卒、他学歴ごとの平均年収と差

大卒や高卒、学歴ごとで給料の差がある、ということは多くの人が知っていることではありますが、具体的にいくらぐらいの差があるのでしょう?
年収については色々なデータがありますが、お国である厚生労働省が発表しているデータならけっこーな信頼度だと思います
なのでここは素直に、2025年春に発表された最新版の学歴別賃金構造を元にしてみましょう

上記データは【令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況】の学歴別より引用しました
※ わかりやすくするよう、平均年収は平均月収を単純に12で掛けています
※ 年収差は大学卒業者との年収差です

こーしてみると、見事に学歴が上がるほど平均年収は上がっていますね

ただ、大学卒業者でも、約463万円かぁ
また、こちらの金額の表は年齢と性別を考慮しないというか、すべてを含めた平均値です
男性と女性、20代と50代で年収は違うわけのですが、学歴でざっくり区分けした年収をみると本当に驚きます
大卒と高卒の年収の差は・・・実に116万円っ!
私は高卒なのですが、高卒として見るとこの平均年収の差は悲しくなりますね・・・
ただ、大学卒業者のデータの注意点は、特に年収の高い仕事に付いた大卒の人が含まれること、だと思います
つまりはお医者さんや弁護士さん、中央に近い国家公務員の方々などですね
もっとも、こういった職業の方は大学院に行っている確率も高いため、一概にはその方々が大卒者のお給料を上げているーーとは一概には言えない所もあるわけですが
また、過去記事でも書きましたが、注意点としては未だに大学進学率は男性の方が多いです
自然と高卒をはじめ大卒より左側の学歴の割合は女性の方が多くなります
結婚や出産でキャリアが中断してしまう女性が多いため、結果として高卒や大卒以外の平均年収が下がってる、ということはあります
ちなみに昨年の学歴別年収の差はこちらの記事より確認できます!

仕方がないとはいえ、やっぱり学歴の力ってすごいのね・・・
また、元にした【令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況】は、正社員(フルタイム)以外の方々も含めた値とされています
そのため、正社員のみで出されている数値や転職サイトの転職希望者の方々の賃金との、ある程度の乖離はあると思われます
大卒と高卒の生涯年収による差を計算

お国のデータにより、学歴ごとの年収の差が出た所で・・・
引き続き、大卒と高卒の生涯年収も確認してみましょう
生涯年収を求めるための条件は難しい所がありますが・・・
今回はシンプルに以下の条件とします
・大卒、高卒ともに現役合格、留年は無し
・大卒、高卒ともに60歳まで働くこととする
上記に基づき、
高卒は42年労働(18歳~60歳)
大卒は38年労働(22歳~60歳)
で計算する
本来、大卒の方が、大学の学費はもちろん、教育費も掛かっています
しかし、ここでは大卒と高卒の生涯年収(収入)ということで、ここでの支出は考慮しません
では、先ほどの年収を元に計算してみましょう!
計算は単純に高卒は42年を掛け、大卒は38年を掛けるだけです!


大卒と高卒の生涯年収による差は・・・約3000万円!
注意点として・・・他のサイト様などでは生涯賃金は、2億円とか2.5億円と言われていますが、こちらでは大学卒業者でも約1.75億円ほどと低くなっています
厚生労働省が発表している令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況は、正確性が高いデータと言われていますので、それらとの差は先ほども書いた通り
正社員(フルタイム労働者)で出されている数値などであるため、と思われます
こちらの賃金構造基本統計の値は、パートさんやアルバイトさんも含んだ値だから、ということですね
大卒と高卒の生涯年収の差などを見て思うこと

大卒と高卒の生涯年収の差
そしてその前には学歴別の平均年収の差も見てみました
数値化して感じることはやはり学歴の力は強い、ということです
しかし、ここで間違えてはいけないことがあります
それは、学歴で高い収入を得られた、という側面は確かにある一方
そもそも学歴を手に入れられる学力がある人は仕事でも成功しやすい、ということです
つまり、学歴は確かに強い武器ですが、その一方
高い学歴を手にできた人ーー例えば一流大学に行く方は、そもそも高卒だとしても高収入を得られた可能性が高い、ということです
これは海外の調査でも判明しており、学歴だけで判断することは出来ないよ、と言える事実でしょう
もっともそれでも、
『学歴があったからこそ大きい会社に行けた!』
『学歴が無いとこの仕事は出来なかった』
そういった方もいるわけで、やはり学歴があると平均的にも統計的にも高い収入を得やすい、ということも事実ではあるんですけどね

・・・回りくどいんだけど、つまりなにがいいたいの?
えぇっとまあ、つまるところ

大切なのは学歴で決めつけることではなく、自分で自分を変える・・・そんな努力が大事だよね、という感じのことが言いたかったです
私は高卒です
さらに言えば、会社都合で退職を6回くらい、就職氷河期で、10代で片親な上、家には借金がありました
それでも、一応は30代で平均値以上の資産は築けたわけで、
もしこちらの記事で、
やっぱり高卒はダメなんだ・・・
とか思っちゃった人が居たならば、声を大にして

そんなことはないよっ!
と、言いたかった感じで御座います
まとめ
こちらの記事では、厚生労働省発表のデータを元に、学歴ごとの年収差や、大卒と高卒の生涯年収の差を、わかりやすくまとめてみました
学歴ごとの賃金を見ると、やっぱり学歴というモノの威力を思い知りますね
その一方で、先のデータ群はあくまで平均値です
こちらの記事を読まれているような、賃金情報をわざわざ仕入れようという、そんな知識を求めているお方は、きっと学習意欲が高い方だと思われます
わざわざ忙しい現代社会において、私の記事を読んでいただけるような、すんばらしいお方に幸あれ!
と心の底から思う次第です!

知識は財産! 知識は武器! 学ぶ姿勢を忘れないことが大切ねっ
それでは、またご覧頂けますと幸い & 目が潤んじゃうほどに喜びます、感謝!
コメント