自慢になりませんが私は会社都合で6回、退職させられています
そして、それとは別に自主的な退職もありますので・・・
求人票は人並み以上に見ていますし、応募や問い合わせもかなぁ~りの数しました
そんな中で、

いや、この会社の求人やばいなぁ!
という会社が多々ありました・・・
そして、そういったやばい求人票の会社には、とある共通点があり・・・
というわけでしてーー
今回はそんなやばい求人票や、そういったやばい求人票で真に見るべき点について、ご紹介させて頂きます!
- やばい求人票で真に見るべき、ただ1点
- 残業時間や離職率なども大事ではある
- やばい求人票ーー【週休3日】としているけれど・・・?
- やばい求人票の会社へ実際に問い合わせ
- やばい求人票のやばい要素を知っておく、最大のメリット

求人活動にご興味深々な皆様の参考になれば幸いです!
やばい求人票の真に見るべき、ただ1点とは

最初に結論を書いてしまいます
やばい求人票の真に見るべきただ1点
それはーー【矛盾したことを書いている】求人票です!

・・・え?つまり、どーゆーこと?

そ、そうだよね
たぶん、コレだけだとわかりにくいと思います
なので、ここは求人票の前提と、そのあとで実際に私が見てやばかった求人票を1社ご紹介させて頂ければ、と思います
前提:残業、休暇、離職率、有給取得率、みんな大事
まず大前提なのですが、求人票に載っているならば、以下はとても大切な要素です
毎月の残業時間
年間の休暇日数
入社〇年(入社3年)以内の離職率
有給取得率
もし、これらの情報が求人票に載っているならば、しっかりチェックすることが大切です
特に入社3年以内の離職率が載っているようならば、それはとても有益な情報です
しかしこれらの点には大きな問題があります
それは「そもそも書いていない会社が多い」ということです
そりゃそうです

当社の3年以内の離職率は90%!10人に1人しか残らないので、精鋭ぞろいです!
とか書いてる会社はふつーにヤバいです(さすがにこのレベルは見たことないですが・・・)
ちなみに、少し古いですが弁護士の方が監修された【求人票に最低限必要な項目】によると、求人票に記載すべき項目は以下とのことです
- 労働者の業務内容
- 労働契約の期間
- 就業する場所
- 始業及び終業の時刻、所定労働時間を超える労働の有無、休憩時間と休日
- 賃金(賞与などについては別途規定あり)
- 健康保険、厚生年金、労働者災害補償保険及び雇用保険の適用有無など
個人的なポイントは4.にある『所定労働時間を超える労働の有無』です
これはつまり、残業が有るかどうか?なわけですが、残業時間を書くこと、とはなっていません
つまりは『残業が有りか無しか』がわかれば、それで良いということです

残業は過労死ラインの毎月120時間越え!忍耐と根性が育つ職場です!
と求人票に書く会社があるわけがありません
そのため、先に書いた離職率もそうですが、これだと残業時間もアピールできる会社は書くという風潮になります
3年以内の離職率は0%!
とか
残業は毎月10時間以下、20時にはほとんどの社員が帰っています
とかですね
求人票は企業が人に来て欲しくて出すものです
なので良い所をアピールし、見せなくてよいマイナスポイントを隠そうとすることは、ある意味で当然です
マイナスを隠し過ぎた結果、その落差が大きすぎると入社後すぐに辞めてしまい会社としても求人コストが無駄になるわけですが・・・

入社させちまえばこっちのもんだ!という会社はまだまだありますからね
また、残業時間や休暇日数、離職率が書いてある会社でも、事実ではあるけれど数字のマジックを使っている会社もあります
この辺りはこちらでは書ききれないので、また別記事ーーー求人票の闇(仮)とかで書ければ、と思っていますが・・・
求人票の数字のマジック、その一例を書くとーー
【近3年の離職率0%!】
⇒入社している人が1人だけ・・・
※その1人が辞めていなければ、離職率は当然0%
というような具合です
そしてその退職していない1人も社長の息子とかで、そりゃ辞めないよね・・・ということがあるわけです

お、おとなって、きたない・・・
こーいった情報では、
ウソはついていないからっ!
という言い訳が立つのが困ったところです
求人票に書かれた情報は大切ですので、残業、休暇、離職率、有給取得率などはしっかりとチェックするべき項目です
しかしながら、それらはお化粧ができてしまいます
そして、そもそも書いていない場合はもお、どーにもならないものだということを、知っておいて頂ければ、と思います
やばい求人票ーー週休3日なのに?

こちらは、私が体験した&問い合わせした実際のやばい求人票の内容です・・・
募集の形態は正社員
その会社は『休暇が多い!』ということをアピールしており、プライベートを充実させられる旨を前面に出していました
休暇の多さをうたっているだけあって、年間休暇日数も求人票に書かれている状態だったわけですが・・・
以下が矛盾したことを書いていた、やばい求人票の抜粋となります
週休3日制!残業少な目!夜間業務も無し!
土日祝休み!
年末年始、夏季、GW休暇も別途あり!
プライベート充実できます!
※年間休日 135日
世の中の会社のほとんどが正社員なら週5日勤務の中、こちらの会社は週4勤務
つまりは毎週3日お休みということです
さらには土日と祝日もお休み
年末年始&お盆時&GW(ゴールデンウィーク)も別でお休みをくれる、とのこと

す、すごい!このかいしゃ、すごいよっ!
当時、働くのがいやでいやで仕方がなかった私は、この求人に目を奪われました
具体的な残業時間は不明ですが少なめと書いてあります
たしか、お給料はそれほど高くなかったですが、そこは週4日勤務です
週5に比べ週1日働くことが少ないわけなので、20%offと考えれば悪くない金額であったと思います

お、おうぼだっ!すぐにおうぼしようっ!
やばい求人票のオカシナ点
いざ応募ーーそう思ったわけですが・・・ふと、気になる箇所がありました

年間休日135日?
プライベート重視を押しているだけあって、年間休日も書いてあったわけですが、その日数が135日と書いてあったのです
年間休日135日は普通の会社なら多めといえます
ですが、週4日勤務ーーさらには土日祝日年末年始夏季GWという、並べると呪文のようになる休日があるわけです
この場合の休日日数を、ざっくりと計算してみましょう
週3日休み = 年間52日×3回 = 156日
祝日&GW = 約13日(土曜に重なる可能性含め13日で計算)
年末年始 = 4日(少なめに)
夏季 = 3日(少なめに)

156+13+4+3=年間の休日は176日ねっ! ・・・ん、あれっ?

求人票の年間休日は135日ーー差の41日、どこいったよ?
1月の出勤日数は土日祝日を考慮すると20日ほどが出勤日になります
つまり、休日日数が41日少ないということは、約2ヵ月分、働く日が増えることになる異常事態です
ていうか、週3日休みというのなら、その週3分だけでも【52日×3】で156日なので確実に変です
やばい求人票の会社に問い合わせ
求人票ですので当然、相手側の会社様の情報は書かれています
自分の人生の一部を預ける場所ですので、もやもやした箇所は予め確認することが大切です

・・・問い合わせてみよう
求人票を出していた会社にメールにて質問しました
書いた内容は当然、年間休日の数が合わないことについてです
求人票では年間休日が135日とのことですが、週休3日で休暇も合わせると実際はもっと多くなるはずかと思います
こちらはどのような計算になっているのでしょう?
中1日程度で、返信はすぐに着ました
休日休暇については、当社カレンダーに準じます。詳細はお答えできません

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・・・・・・・・・・・・
実質的なゼロ回答でした
不思議なもので、こういった会社のメールはどこかつっけんどんな感じが漂います
話すつもりがそもそもないというか、上から目線な空気がばりばりに漂っているものです
結局、私はこの会社の面接は受けなかったため、詳細はわからず、でした
そのため、実はそれなりには、ましな会社~という可能性も0ではなかったのかもしれません
ですが断言できます
このような求人を出す会社は絶対に優良ではありません

私は会社都合で退職を6回くらい、自主退職も含めれば転職は10を優に超えています
その経験から断言してよいですし、知人には絶対に勧められない会社です
うりであるはずの休暇を確認しているのに詳細を語らず、説明も端的で冷ややか
求人票の矛盾ーー穴があるのに、チェックもせずに公開しているずさんさ
そしてプライベート重視とうたい、週4と言っているのに明らかに休日出勤をさせている社風
上げればキリがありませんが、求人票と問い合わせだけで十二分なやばさが伝わってきました
こういった会社とは関わるだけ時間の無駄ですので、早々に見切りをつけ他を探すのが賢明です

振り返れば、ネタとして面接ぐらいは行けばよかったですが・・・いや、やっぱり無駄ですかね・・・
やばい求人票のやばい要素を知っておく、最大のメリット

こちらで紹介させて頂いた、求人票の矛盾を見つけ求職時に除外する
このただ1点を知っておく最大のメリットは、求人票をお化粧している会社でも、応募前でやばさを見抜ける、ということです
残業、休暇、離職率、有給取得率ーー求人票の情報はとても大切です
ですが、これらはうまいことすれば、数値を良く見せることができてしまいます
この求人票の矛盾は、情報が多くなれば多くなるほど露見する可能性が高くなります
そして、そこを会社へ問い合わせし指摘すると、会社側は大抵まともな理論的回答を返してきません
企業秘密でもないはずの休日についてや、福利厚生にかかわる事項を言わない
ましてや求人票でうりにしていた内容を秘匿する会社は、絶対に危険です
私の体験したやばい求人票の経験が、皆さまの求職活動、求人票の知識の一つとして参考になれば幸いです
まとめ:やばい求人票と真に見るべきただ1点
やばい求人票の真に見るべきただ一点、として実際に見て&問い合わせた会社を例に紹介させて頂きました
実はこちらの記事を書いている当初は、やばい求人票の会社を何社も紹介するつもりだったのですが、思った以上に文章が増えてしまい・・・

今回は特に記憶に残っている1社を紹介させて頂きました!
せっかくのネタというか経験ですので、また別記事でやばい求人票はシリーズ化し、公開できればいいなぁ、っと思っています
少しでもお気になる方は、是非、当ブログを継続的にお読み頂ければ、と思います!

そんだけ、やばい求人票、やばい会社があるのが、やばいんですけどもね

けど、きっと、世の中は優しい会社だってあるはずだよねっ
それでは、またご覧頂けますと幸い & 目が潤んじゃうほどに喜びます、感謝!
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