唐突ですが、私は30歳で住宅ローンを完済しています
詳しい内容を書けばなぁ~んだ、というお話かもですし、それぐらいなら大したことないじゃんっ
と思われる方もいるかもなので、過度なご期待はしないで頂きたいのですが・・・
恐らく、30歳で住宅ローンを完済した人というのは珍しいと思われますので、こちらの体験を記事として書かせて頂ければ、と思います
え? 30歳で住宅ローン完済ってどゆことぉ? っと気になる御方は是非、ご一読頂ければ幸いです

いま振り返ってみても、あの時の選択は良かった! と思ってます!
20歳で実質的な実家の住宅ローンを背負う
まず初めに私が実質的な住宅ローンを背負った背景からお話させて頂きます
私は住宅ローンを背負ったと言っても、自分で探して自分で家を買ったわけではありません
この住宅ローンは、実家の住宅ローンです
私は20歳の時、実家の住宅ローンを払うことになったのです
(正確には住宅ローンを借り換えて別のローンになったのですが、ここではわかりやすく住宅ローンで統一させて頂きます)
それも住宅ローンの一部(残債)ではなく、当時の実家の価値以上の金額の住宅ローンを払うことになりました
事細かな事情は恐ろしいほど長くなるため省略しますが、片親である私は20歳の時にある決断を迫られました
それは、
いま住んでいる実家を売って適当な賃貸に引っ越すか?
それとも実家を担保にし借りていた借金を自身が背負うか?
という選択です
当時の家の価値は500万円ほど
家としての価値は低めと言ってよいと思います
駅までも遠いですし築年数もそれなりですので、これは仕方がないことです
実際、すぐ近くの同じ家、同じ間取りが売りに出た際(同じような家が並んでいるので)、当時は780万円ほどで売られていました
この780万円という価格は中をきれいにリフォームしてのお値段ですので、一度もリフォームしていない我が家の価値が500万円なら妥当といえます
そして私の親はこの実家を担保に借金をしており、この借金が増えたのか減っていたのかはわかりませんが、まだ600万円ほど残っていました
私が20歳になった時、この借金はかなり焦げ付いており・・・というか差し押さえに近い状態にまで追い込まれており、貸主からの提案が先のようなものだったのです
つまりは・・・

担保の実家(500万)を明け渡し、借金600万を帳消しにしますか?

それとも(このまま住むなら)成人されたお子さん(私ですね)も返済を行いますか?
という感じです

20歳に迫るにしては、なかなかヘビーな決断ね・・・

高卒ですでに働いていたんで、一応、ある程度の返済能力はあるにはあったからね
もちろん、実際にはもっと色々と入り組んだ事情と契約がありましたが、この辺りは今回の本筋では無いため、省略いたします
肝心なことは、借金を払うぞという意思を示さなければ、20歳で実家住みの私は住む場所が無くなる、という事実です
この問いに対し、20歳の私の答えは以下でした

僕が借金を受け入れて、実家に住みます
小学生の時から暮らし慣れ親しんだ実家です
売るのは忍びないですし、新しい住まいに慣れるのも大変でしょう
また金銭的な面でも、めちゃくちゃざっくりですが考えました
表面上は実家の価値が500万、借金が600万ですので家を諦めた方が100万円の得です
ですが、引っ越しや各種手続き、新たな住まいの敷金礼金、そして新住居でのストレスや隣人リスクなどを考慮した結果、100万円ならペイできると考えました
それに金額は600万円
600万円は大金ですが、10年で割れば120ヶ月
つまりは一ヶ月5万円の支払いで良いわけです
実際には上記の600万円に高めの利息が付く為、実際には一月6万円弱の支払い&期間が11年ぐらいになりますが、悪くはない条件です
結果、私は実家に住み続けることを選び、600万円の支払で500万円の家の権利を買う(厳密には取り戻す)選択をしたのです
20歳で実質的に家を買い、30歳で返済が終わる迄
先に書いた内容を簡単にまとめますと・・・
親の600万円の借金で、500万円の価値の実家が差し押さえされる状態
⇒私が代わりに600万円を支払うことで実家の権利を取り戻すことにした
という流れだったわけですが、これは意外にもなんとかなりました

苦労して苦労してタイヘンでしたぁ~
と記事としては書きたいところですが、いうて返済は一月で6万円弱です
高卒で給料が低めといっても、実質的にこの6万円弱が家賃と同じ意味になりますから、大きな問題はなかった気がします
固定資産税も年間で6万円程度でしたし、多少の修繕はしてますが100万円単位の修繕もありませんでした
また、大きかったのは親の借りていたサラ金系の過払い金があり、それの払戻金があったことでした
若い方はご存じないかもですが、この時代では一部の高金利の会社からお金を借りるとき
法律で禁止というかアヤフヤになっていた高金利のゾーンがありました(通称グレーゾーン)
そこで弁護士の方に相談したり、キチンとした手続きを踏めば、払い過ぎていた分を返してもらうことができたのです
私は20代前半で投資をしようと色々と勉強したのですが、親の借金を整理している際に払戻金がある可能性を感じ、調べ、申請したところ・・・
実に100万円以上の払戻金が発生し、返してもらうことができました
もちろんコレは親が払い過ぎていた分なので、儲かったわけではないですがコレは普通にありがたかったです
結果、20歳から30歳までの間に無職期間もあったものの、無事、600万円の借金を返済することができたーーという感じです
30歳で住宅ローンを完済!?
と驚いた方&期待した方がいたら申し訳ないのですが、そもそも手にした住宅の価値が500万円なので、まあそりゃ、気合を入れれば30歳で返せるよね
という感じではあるかもです
そんなわけで、30歳で住宅ローンを完済した方法はーー

コツコツ、真面目に働いて返しました!

つ、つまんねぇ~
私はこどおじ? それともヌシおじ?
というわけで、私は実家に住んでいるので『こどおじ(子供部屋おじさん)』なのでしょうが・・・
子供部屋おじさんとは
おじさんになっても、実家の子供部屋にそのまま住んでいるおじさんを揶揄する言葉
独り立ちしていない、実家にずっと寄生しているみたいな意味が多い
私の場合は、500万円の価値の実家を担保にし、借りていた&焦げ付いた借金600万円を支払ったわけなので、実質的には実家を0から買ったのとほぼ同義となります

そーなると私は『こどおじ』なのか、それともただの『世帯主』なのか・・・
実家は私のもの(所有権?)となっているので、この辺りはどういった表現が正しいのか
いやまあ、こどおじといっても、事業をやってる家の跡継ぎさんとかも居るわけで、こどおじが悪いとか、どうこう言うつもりはサラサラないのですが・・・
子どもの頃から住んでいた実家だけど、その実家の価値分の借金を支払い、そのまま住むことになった場合のおじさん(おばさん)を表す、なにかいい言葉がないかなぁ、と思う次第です

いや、そんな超レアケースを表す名詞なんて、絶対ないでしょ・・・
まあ、とりあえず・・・
家のヌシにはなっているので、ただのおじではないっ!
実家に住んでいても、その実家世帯を支えている私は世帯のヌシである『ヌシおじ』だっ! ということで、自身の名前を『ヌシおじ』とし、自称している次第です
ただまあこの『ヌシおじ』というお名前
今更ながらにちょっとイケてないかなぁ、っと思ってしまっていることが最近の悩みです

イケてないって表現が、おじさん臭くてイケてないけどねっ!

えぇっ!?
ですけども、うん
せっかくこの、お名前で始めたわけなので
本気で変えようと思うまでは、こちらの名前で活動していこうかな、と思う今日この頃です
まとめ
こちらの記事では、高卒サラリーマンの私が30歳までで住宅ローンを完済した方法を書かせて頂きました
方法というか、もはや単なる借金&実家に住み続けようとした結果、その為の借金を支払った~というだけなのですが、そこはそれ
実質的には住宅ローンというわかりやすい表現をした、ということでご勘弁頂ければ、と思います
ちなみに私はこの30歳で住宅ローン完済後にFIREへ向け、資産を拡大しています
支払っていた家賃代わりの住宅ローンもどきがなくなった分を投資に回した為、一気に入金額が増えたことが、大きかったと思います
さらに、ちょうどこの時はタイミング的にも株式相場が絶好調であったため、この辺りは運が味方した所もありました
このように資産拡大という点でみれば、私のように若くして安い住宅を手にすることのメリットは多々ありますが、逆にデメリットもあったわけで・・・
この辺りもどこかで記事にできればな、っと考えていますので、少しでも気になる方は是非、また当ブログへお越し頂ければ感謝感激で御座います、とっても大切っ!

借金が無くなると、心が軽く空が青く感じるわよねっ!
それでは、またご覧頂けますと幸い & 目が潤んじゃうほどに喜びます、感謝!
コメント