私はバリバリの就職氷河期世代でしたが、その際、正社員で入社した会社をわずか3ヶ月で退職しています
何故、わずか3ヶ月で辞めたのか
そして、新卒3ヶ月で辞めた後、私はどうしてどうなったのか・・・
こちらの記事では、実際に新卒三ヶ月で退職した私の実体験とその後についてを書かせて頂きます

新卒後すぐに辞めた方、新卒後すぐに辞めたらどうなるのか興味のある方の参考になれば幸いです!
新卒3ヶ月で辞めたわけ
私は新卒後、わずか3ヶ月で正社員入社した会社を辞めました
しかも当時は就職氷河期と呼ばれる超絶不況時代です
せっかく正社員で入社できた会社をたったの3ヶ月で辞めるなんて・・・とも思いましたが・・・
いま振り返ってみても、感じることはこの一点です

辞めてよかったぁぁぁぁっ!
いやもお、ほんっっっっとうに
辞めてよかったです
もし、過去に戻っても辞めると思いますし、そもそもあの会社には絶対に入社しないでしょう
とにかく私には耐えられる業務内容ではなかったです
私が退職に至った主な原因をまとめると、大きくは以下の4点となります
・上司が怒鳴る暴れる
・教育係のやる気が異常に無い
・目が回るほどに忙しい
・給料が安い
言ってしまえば『ブラックだった』と一言で終わる内容なのですが、一応は一つ一つ簡単に解説させて頂きます
新卒3ヶ月で辞める1:上司が怒鳴る暴れる
これはもお、そのまんまなのですが・・・
上司が(正確には上司の上司が)怒鳴るし暴れるしで大変でした
直属の上司はまだまともだったのですが、そのさらに上の上司がとにかくヤベー人でした
いまの時代なら確実に一発アウト(いや、当時の200X年でもアウトなんでしょうけど)な、ギャンギャンと絶叫のような怒鳴り声を上げ、ゴミ箱をけり飛ばしモノをぶん投げる、という具合です
こちらの記事を書く際に久々にその上司のことを思い出したわけですが・・・
あーいった方は、今のパワハラ完全アウトになった時代では、どうされているのでしょう?
いやまあ、とうに定年退職されている年齢だとは思うのですが・・・

あーいった人は自分が悪い事をした、申し訳なかった・・・って思わないまま老後を悠々と過ごすんでしょうか・・・
新卒3ヶ月で辞める2:教育係のやる気が異常に無い
新卒入社でしたので教育係のような先輩が付いたのですが、この方がハズレでした
仮にも教えてくださる先輩にハズレなどという言い方は非常に失礼であるとも思うのですが、確実に教育係には向いていなかったと断言できます
もちろん、私にも問題点はあったかもしれませんが、まずまったく教えよう、育てよう、という気持ちがなかったです
聞いたことは最低限は答えますがーーいえ、やっぱり、思い返せば応えてなかったかもしれません
とにかく会話をすることが苦手なのか、雑談もしてくれませんし、そもそも話をあまりする方でないというか、発声をしない方でした

たぶん、人と話すのが苦手な人だったのね・・・
その方にとっても初めての教育係だったらしいのですが、ほとんど教えて貰うことが出来ないため(というか話してくれないため)、私は他の先輩に業務内容を聞き、仕事を覚えることになりました
他の先輩方も私の教育係の方とは全くと言っていいほどに話さず、というか話している所をほぼ見たことがない感じでしたので、このコミュニケーション不足には本当に悩ませられました
新卒3ヶ月で辞める3:目が回るほどに忙しい
辞めた理由の最大はコレだったかもしれません
とにかく忙しかったです
長いと1日14時間労働だったのですが、休む暇は全くといっていいほどなく、ずっとめちゃくちゃに忙しく働き続けている状態です
新卒&入社3ヶ月未満の私にとって、この目まぐるしいほどの忙しさはかなぁ~り堪えました
家に帰る時にはもうグッタリです
帰宅後は玄関で横になりしばらくうずくまって休んで、日々会社に行きたくないという気持ちが強くなり、しだいに出勤前には吐き気を覚えるようになりました

それもお、うつ病の一歩手前な気がするけど・・・
また、入社時に聞いていたものよりも休みは少なく労働時間は長くで、日々心が摩耗していったことを、今でもはっきりと思い出せます
新卒3ヶ月で辞める4:給料が安い
過重労働の割にはお給料が安かったです
家が貧乏だったせいなのか、私はお金には細かい性格でしたので、給料が出た段階で時間給を計算していました
残業時間を除いた基本労働時間はちゃんと給与明細に書いてあったので、その額を基本給で割るだけです
そうして時給換算で見てみると、通勤で1時間以上かけて通っているにも関わらず、地元のアルバイトの方が時給としては200円ほど高かったのです

えぇ・・・やばぁ・・・
我ながらちょっと引いてしまったことを、覚えています
もちろん、正社員ですのでアルバイトよりも安定しているでしょうし、1年2年と経てば昇給もあったでしょう
ですが、この労働環境とストレス、通勤などを総合的に考えると、割に合っていないと感じました
とにかく一度
この労働環境には見合っていないよな・・・と思ってしまうと、もうこのような低賃金で耐え続けることは私には無理でした
新卒3ヶ月で辞めたことに後悔はない
このように私は色々な理由で新卒入社した会社を3ヶ月で辞めたわけですが、正直に言って
総合的にはあの会社はブラックであったと思います
そもそも入社した段階で『有給休暇、冠婚葬祭以外で使うこと認めないから』とか言っている会社でしたので

いやそれ、ふつーにダメでしょっ!?
もちろん、あの会社が合う人も居るのだとは思います
怒鳴る上司でも目まぐるしい忙しさでも苦にせず働くことができ、残業が常に過労死ラインでも問題なし! という方なら大丈夫でしょう
※ この会社、残業代はアヤシイ部分もありますが、ある程度は出す会社でした
とはいえ、私には無理でしたし、新卒3ヶ月で辞めたことに後悔はありません
振り返って考えてみても、あれ以上続けていれば確実に心を破壊されていました
『せっかく新卒で入った会社なのに・・・』
といってくる人も居たのですが、やっぱりあの会社を続けることは無理だったよなぁ、っと今でも思います
新卒3ヶ月で辞めたあと~労働が怖くなる
新卒3ヶ月で辞めたあと、私はすぐに仕事を探しました
とはいえここで、大きな問題が発生しました

働くの・・・こわい・・・
働くことが怖くなっていました・・・
私は先の正社員で入社する前にアルバイトをしていたのですが、そこではそのようなことはありませんでした
しかし先の職場の体験は、確実に私の心にダメージを与えていたようで、

次の職場でも怒鳴り暴れる上司が居たらどうしよう・・・

次の職場では、ちゃんと仕事を教えてくれる人、居るのかな・・・

また長時間労働&クソ忙しかったら、すぐ辞めちゃうかも・・・
色々と考えてしまい、働くという行為自体がいやでいやで仕方がない状態でした
とはいえ、働かないという選択肢はありません
働いた3ヶ月分のお給料はほぼ残ってはいましたが、いうて新卒が3ヶ月で辞めた分の給料です
生きていくにはあまりに心もとなく、実家も借金まみれで、むしろ家にお金を入れねば親が自己破産する状況です

は、働こう・・・
本音としては家にこもってごろんごろんしていたかったのですが、生活苦がそれを許してはくれません
幼いころからあまり豊かでなかった私にとって、労働は怖いモノになってしまったわけですが貧乏はもっと怖いモノだったのです
求人票で職を探し、たまたま広告で見つけた会社に連絡
まだ新卒ですぐだったということもあり、若かったことが幸いしたのか退職した翌月には次の仕事を決めることができました

あらま、良かったじゃんっ!
確か、面接では入社したのに3ヶ月で辞めちゃったの? みたいなことも聞かれたはずですが、そこは正直に、
『上司が怒鳴り暴れる』
『体育会系なところがあり自分には合わなかった』
そんなことを話したうえで、

御社では(面接している会社さんでは)自分なりに、長く働きたいと考えています
と伝えた気がします
新卒後3ヶ月で辞め再就職~3ヶ月で辞めた会社で手にしたモノ
新卒3ヶ月で辞めたあと、私はすぐに仕事を探し、運よく翌月には仕事を見つけることができました
内容としてはアミューズメント系施設の店員さん
お給料は変わらず安かったですが先の仕事よりはマシなお給料です
新卒3ヶ月で辞めた前職で絶望的だった同僚&上司についてもかなり改善しました
普通に会話が成立しますし、わからないところは聞けば先輩がちゃんと教えてくれました
一度だけ上司に『ふざっけんなよっ!』と怒鳴られましたが、記憶にあるのはその一度だけでしたし、それは明らかなる私のミスでしたので、まだ飲み込めました

言い方はどうなのかなぁ、っとは思いますけどねw
また、忙しさとそれに伴うストレスも大幅に減りました
業務時間中はお客様が多くなれば忙しいですが、ほとんどは機械がやってくれています
接客業ですので理不尽なお客様は居ましたが、それは接客業ならば避けては通れない道でしょう
労働時間もシフト制でしたので、確か?(9時~18時)と(15時~24時)のような感じ決まっており、残業はもちろんありましたが、許容範囲であったと思います
実を言えば面接の際に、

正直、うちはすぐに辞める人多いんだよね、とくに音(ゲーム音)とか大丈夫?
と言われていたのですが、私は思ったよりもだいじょうぶな方でした
なにより、です

前職(新卒3ヶ月で辞めた会社)に比べれば、全っ然耐えれるわぁ~

こ、こいつ、強くなってるっ!?
そうなのです
面接で言われたよう退職率が高いお仕事だったらしーのですが、私の場合は前職の方が遥かのヤベー職場でしたので、まったくもって苦になりませんでした
このストレス耐性は先の新卒3ヶ月で辞めた会社で得た、唯一のモノだったと言ってよいでしょう
新職場の上司も、同僚も、理不尽なお客様だって
前職のギャンギャンと何を言っているのかわからない怒声を上げ、暴れる上司に比べれば『まあまあ、落ち着いて』と話せる相手だったのです
なんせ会話が通じる&成り立ちます
確かに面接時に言われた通り、私の後に入ってきた方は音やタバコのにおい(当時は分煙が進んでおらず、ゲーム機で遊びながらタバコが吸えた)が耐えられず、すぐに辞めてしまう方も相当数いらっしゃいました
ですが私は、

まあ、前の職場に比べれば大したことないよねっ
という精神で過ごせたのです
これが良い事か悪い事かは議論の余地がありますが・・・
新卒3ヶ月で退職したとはいえ、これもある意味では成長といえるのかもしれません
苦労は買ってでもしろ、とまでは言いませんし思いません
苦労なんて購入して経験するもんじゃあないからです
ですが人間、一度しんどい所に放り込まれると、あの時よりもマシかなぁの精神が付くことは間違いないかと思います
もっとも、その場合には自身が壊れる前に脱出しなければならないので、やっぱり人にオススメできる経験ではないですが・・・
とまあ、そんなわけで
私は新卒3ヶ月で辞めた後の会社では、それなりに無理なく働くことができたのでした

良かったわねっ!

うん、まあ、この後ーー

このアミューズメントの会社は2年ほどで閉店してしまい、会社都合で退職になっちゃうんだけどね・・・

え? ええええぇぇぇぇっ!?
その辺りの会社都合で退職(2回目)については、また別記事で語れれば、と思います!
※ 会社都合で退職(2回目)についての記事を作成しました! こちらからどうぞ!
まとめ
こちらの記事では、新卒3ヶ月で辞める~として、実際に新卒3ヶ月で会社を辞めた私と手にしたモノせて頂きました
世の中、いや日本特有かもですが、新卒カードという新卒者一括採用は新卒者にとって、とても大きな武器です
しかし、私は新卒カードが就職氷河期世代⇒ブラック企業という形で上手く使うことができませんでした・・・
幸いだったのは当時はようやく、転職という行為が普通になってきていたことで、ひと昔のように転職する際「今度は長く続くと良いですね」と言われる時代ではなかったことだと思います
新卒が3ヶ月で辞めることはあまり推奨されることではありませんが、現代においては明らかに不向き、ブラックである場合は脱出することが正解、という風潮になってきています
この辺りのさじ加減は新卒の方には難しいと思いますが、新卒かどうかにかかわらず、時には立ち止まり今の仕事が自身にあっているのか?
という振り返りは大切だよなぁ、っとこちらの記事を書きつつ思った次第です

一度しかない人生、多くの時間を使う仕事選びはとっても大切っ!
それでは、またご覧頂けますと幸い & 目が潤んじゃうほどに喜びます、感謝!
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