サラリーマンは投資家に向いている、というのは投資界隈の定説です
その最大の理由は『安定した収入』つまりは毎月の給与があること、と言われています
自営業の方々と違い、サラリーマンの給与はいい意味でも悪い意味でも、安定しています
なので先月に比べ、

収入がいきなり倍にっ!
ということが無い分、

今月の給与が半分にぃぃぃぃっ!
なーんて大幅ダウンもそうはありません
そういった面からも、
銀行のローンが通りやすい
将来の見通し立ちやすい!
といったメリットが多々あるのがサラリーマンです

サラリーマンの安定感は最高だぜっ! って人も多いよね
しかし、その安定は実は砂上の楼閣、薄氷の上・・・
会社に全ての金銭面を依存することは、実は危険なことかもしれません・・・
- 会社に依存するサラリーマンの危うさ
- サラリーマンこそ投資家になるべき理由
安定しているはずのサラリーマンの方々こそ、投資で不労所得を得ることが大切ーー
そう感じた、私の体験談を語らせて頂きます

サラリーマンこそ投資でプラスの収入確保っ!
会社に依存するサラリーマンの危うさ
まず当たり前の話
サラリーマンは会社に行き、労働し、その対価としてお給料を頂きます
そしてほとんどのサラリーマンの方は、一人一社に努めているかと思います
このほとんどの方、というのがくせものです
自信の周りの大多数がそうであると、人間はそれが普通で当然だと思い込んでしまう生き物だからです

ですが冷静に考えて・・・コレ、ちょっと危なくないですか?
サラリーマン投資家となった今では、そんな危機感を持っています
一つの会社に収入を依存するということは、その会社にナニカあった際には収入が大幅減になる、ということです
会社都合・退職などでも語らせて頂こうとは思っているのですが、以下、私の実際の体験を1つ語らせて頂こうと思います
それはあの歴史的にも大きな転換点と言われる、リーマンショック時のお話です
手のひら返しの上司「会社の為に頑張ってよ」

これは私が過去に所属していた会社の話で、そこでの忘れられない出来事になります
当時の上司は良い上司というほどでは無かったですが、悪い人でもなかったと思います
そこの会社にて、私は転居を伴う異動をNGにしていました
入社の段階でもその話はした上で採用されていましたし、その上司も
それぞれ家庭の事情もあるわけだから、希望にそったところで働いてもらうから
と言ってくれていました
実際、入社して1~2年は考慮してくれていたと思います
ところが、そこで起こったのが歴史的な大暴落、100年に一度の金融危機といわれる、リーマンショックです

おじさん臭くて恐縮ですが・・・アレは本当にすごかったです
リーマンショック時の会社の動き
当時、私はとある製品開発にかかわっていました
開発する人たちが働く建物は7棟もあり、お世辞にも絶好調な会社ではなかったですがひどく悪いわけでもありませんでした
しかし、そこで起こったのがあのリーマンショックです

私の勤めていた会社は開発の停止が相次ぎ、半年もしないうちに取引量が7割減
社員の仕事が完っ全に飽和状態になりました

製品が売れないという判断か、そもそも外注だったのか・・・
7棟あった建物も5棟を閉鎖、あぶれた従業員は全員が強制異動となったのです
リーマンショックで変わった、上司の態度
異動となる際
私は近場にある、別の事業所へ異動させてもらうように言いました
なんせ、入社の段階で転居を伴う異動はNGとしていたからです
で、す、が・・・
じゃあ、君はここのどれかに異動ね?
と複数の場所を提示されたのですがーー
その提示された場所は、全てが自宅から片道3時間の場所・・・

これだと、通うのは難しいですーー

近場の場所があるのですから、そこにしてください
私からすれば至極当然の要望を、面談で上司にお話したわけですが・・・
その時、上司に言われたのが、この言葉です
『いまは大変な時期なんだから、会社の為に頑張ってよ』
それは、不景気のサラリーマンとしては仕方がないことなのかもしれません
部下の働き場所が次々無くなり、上司もかなり追い込まれていたのでしょう
しかし、当時の私にとってその言葉は、とてつもなくショックなものでした
会社や上司の態度で、働く気力が0を抜けてマイナスに
今までと全く違う会社の方針&上司の態度に、私はもお、イライラMAX全開です

会社の為に頑張る、ってなにっ? 自分の為に働いているんだよっ!

ピンチになったら手のひら返し? そんなこと言って、往復6時間通勤させるの?
会社に対する信用というか信頼が一気に0を通り越し、マイナスになったことを今でも覚えています
さらに問題だったのは、それ(通勤6時間)がしばらく我慢すれば近場になるのか? ということです
その通勤に数ヶ月ほど耐えれば、近場の職場になるのかーー
そう確認する私に対し、
『そんなのわからないよ、もっと遠くに行くかもね』
と非常につっけんどんな返しをしてきました

っていうかソレ、遠回しな「退職しろっ!」ってー圧力じゃない?

そうだね・・・仕事がなくなり、ひましている人が多かったからね・・・
いくら話しても仕方がなく、上司の対応はどんどん冷酷に
挙句に法律違反状態ではありますが
『そんなんじゃもう、給料は出せない』
とか言い出しました

机を叩いたり、怒鳴ったりしないだけマシかもですが、こりゃダメだ、と思いましたね
結局私はその会社を退職(会社都合ではなく自主退職)
失業手当を貰い、次の仕事を探すことになったのです・・・
リーマンショックで学んだ『会社依存の危うさ』
その後の転職活動や大変さは、またいずれ、別記事で語らせて頂くとして・・・
リーマンショック時で感じたこと
それはーー生きて行く上で会社はあてにならず、守ってくれない、ということです
世の中には『リストラするぐらいなら倒産を選ぶ!』という会社もあるのかもしれません
ですが、会社とは営利企業です
お金を稼げないと従業員の希望を聞くどころか維持もままなりません

許せない! 話が違う!
そう怒っても無い袖は振れません
あまりにひどい場合には訴えればまた違うのでしょうが、それには時間と労力、お金も掛かります

会社に依存し、頼っているだけじゃ、危ない気がする・・・
そう感じましたが、当時はまだ2010年にもなっていません
多分? FIREという言葉も浸透しておらず、サラリーマンが投資や不労所得で食べていく~
という概念が今ほど浸透していなかった時代です
事実、私は2007年には投資していた記録がありますが、株主優待やちょっとしたお小遣いが増えればいいな、ぐらいの取引しかしていませんでした
ふと、あの時からもっと本格的に投資と向き合っていれば、どーなっていたのかなと少し考えましたが・・・

ふつーにお金が無かったから、まあ、無理だったかもですねw
しかしそれでもこの時のーーリーマンショックの出来事は私の中にキチンと刻まれました
収入の全てを会社に依存するって、危なくね?
そんな思いが私の中にハッキリと残ったーーそれが、この出来事からです
サラリーマンこそ投資家、収入を複数持とう
私は現在、サラリーマン投資家として大成功はしていないかもしれません
ですが、一応はFIRE状態として4年間
サラリーマンとしての収入が無くても生活できるレベルにはなりました
※以下参考記事、私の2024年までの資産と増加額になります
そこで感じていることは、収入の複数化の重要性です
初めに断っておくと、株の投資ーー株の不労所得だって不安定です
ですが、先に書いたよう安定していると思われているサラリーマンも不安定なのです
倒産
不本意な異動
理不尽な業務
ストレスMAXな人間関係
これらはサラリーマンである限り、常に発生しうる可能性をはらんでいます
またサラリーマンとして頑張りすぎた為に身体を壊したり、精神的に追い詰められた結果
適応障害やうつ病になるといったリスクも無視できません
しかし、複数の安定した株式からの不労所得ーー
配当金は、少なくとも過去のリーマンショックや東自日本大震災、コロナショック時でも支払われていた実績があります
生活必需品やインフラ整備の大企業は、不況でもそれほど利益を減らさなかったからです

そっかぁ~、じゃあ株のほーが、サラリーマンより安全で優れているのねっ!

いやいや、そーゆーわけでもないんだよね
ここで私が思う大切なことはーー
サラリーマンが良いとか株の不労所得が優れているとか、そういう話ではありません
一つの会社に収入の全てを依存することは危ない
そーゆー認識を持つことが大事だ! ということです
- 輸出に強い会社と輸入に強い会社を持っていれば円高円安に対応できます
- 食料品の会社や生活必需品の会社は不況でも超大幅な売上減はありません
- 日本が衰退しても、外国の会社は売上増になるかもしれません
もちろん、全ての株などが下がる世界的なショック時は確かに資産が減ってツライかもですが・・・
上場企業の全てが倒産or配当金を支払わなくなる~ということは、歴史的にみてもまずありえないことだと思います

そんな事態になったら、そもそもお金の価値が怪しくなり、物々交換になっちゃうレベルです
業種の違う株を複数持っておけば収入が複数化でき、心の余裕が生まれます
繰り返しますが、株の不労所得は不安定なものです
ですが、サラリーマンだって不安定なのです
しかしながらサラリーマンと投資家の二本柱になれば・・・
そして株は分散して色々な会社を買えば・・・
その柱は三本四本、十、二十となり、どんどん安定化するはずです
特に株は優良な株、優れた投資信託などを買えば、あとはある程度はほったらかしで良いため、忙しいサラリーマンにもぴったりです

もちろん、最低限の株式情報チェックはした方がいいけどねっ
サラリーマンとして一つの会社からしかお金を頂いていないよっ! という方がもしいるようならば・・・
私の体験談と考えを参考に、ほんのちょっぴりでも複数の収入先を検討してみてはいかがかなぁ、と思う次第です
まとめ:サラリーマンこそ投資家になる理由
サラリーマンこそ投資家! としてリーマンショック時の体験を元に、複数の収入を得ることについて、ご紹介させて頂きました
ところで・・・
私は完全FIREも目指していますので、ある意味では投資家の一本足にそのうちなるかも? という状態です
ですがそこも、しっかりと分散投資すれば、結果として収入先は10社20社と複数化されると考えています
収入は株という一本でも、企業としては10社20社なので、10本足、20本足だよね、という考えです
もしサラリーマンを続ける場合でも、実感として不労所得があれば、ほんっとーに精神的余裕が生まれてきます
この不労所得の良さは本当に素晴らしいので、体感したことが無い方いれば、是非、一度は株などにも挑戦して欲しいなぁ、っと思います

まずは毎月1万円! 株の不労所得で貰えるようになると、世界が変わるわよっ!
それでは、またご覧頂けますと幸い & 目が潤んじゃうほどに喜びます、感謝!
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