私は高卒で就職氷河期世代ーーというか、高卒&就職氷河期&10代片親&家に借金有という、なかなかの低ステータスな状態でした

就職氷河期世代というのは昨今、あらためて注目されているようですね
就職氷河期の今現在が改めて注目されているのは、少子化問題や退職金控除の変更
そして新卒採用が30万円! と景気の良いニュースが飛び交う中で、
『就職氷河期世代は(昇給幅などが小さく)またもや置いてけぼりか・・・』
と注目されているのだと思います
また、就職氷河期世代の中心的なボリュームゾーンは45歳前後です
新たなスキルを得るには厳しいとされる年齢であり、このままでは満足な貯金ができず年金も少なく、今後社会問題になるーーと考えられています
ですがね、うん、あのね・・・

もお、今更だよねぇ・・・
というのが、しょーじきな就職氷河期世代、当人として生きる私の感想です
こちらの記事では就職氷河期世代の今現在として、就職氷河期世代の私の現状
そして昨今の就職氷河期世代の話題について思うことを書かせて頂きます!

がんばれ、就職氷河期世代! 当人でもある僕は、君らの味方だ!
初めに、就職氷河期世代を生まれ年で括るのは正しくない!
まず前提というか、本質から少しずれてしまうのですが
就職氷河期世代の情報でよく思う、とてもとても大切なことなので書かせて頂きます
就職氷河期世代を表す際
生まれが「1970年から1982年まで」などと生まれ年で書いてあるものは、正しくありません!

これはもお、ほんっとーに書いてあるたびに思うから気を付けて欲しい・・・
正確に言えば『間違ってはいないですが、正しくはない』です
この生まれの年で書いているものは、大学卒業者だけで考えてしまっているからです
これでは、就職氷河期を同じく味わった、中学卒業者や高校卒業者(中卒の方や高卒の方)、専門卒やさらには大学院卒の方まで外れてしまう方が出てしまいます

当時、就職活動した人は、大卒だけじゃあないはずなのにね・・・
生まれで括らず、厚生労働省が提示する【1993年~2004年頃に就職活動を行っていた方々】とすればよいと思うのですが・・・
この辺りのミスは、世の情報発信者は大卒の人が多いからこそ生まれてしまったものなのかもしれません

なぜか生まれ年で氷河期世代を語る記事では、高卒の生まれ年で書かれたものは見たことない・・・
このような生まれ年で就職氷河期世代を区分けした過ちの情報が出回ってしまうと、事情があり進学が叶わなかった中卒や高卒、専門卒に短大卒、そして大学院卒の方でも就職氷河期世代から外れる人が出てしまいます
もし今後、政府の施策で何らかの対応が行われた場合
政府はキチンと就職活動を行った年で通知を出したとしても、生まれ年で情報を見ていた人は『生まれ年でみると、この人は違うよね』と誤った判断してしまう人が出かねません
高卒の就職氷河期世代として、こちらは是が非でも書いておきたいことでしたので、初めに記載させて頂きました
※ わかりやすくするため生まれ年で書いたとしても、注釈で<※ 大卒の場合>と入れたり、就職活動時期も後述しておく~というよう世の記事は注意し、適宜修正してほしい所です
高卒で就職氷河期世代である私の今現在
就職氷河期世代の今現在、ということで私の今現在を書かせて頂きますが・・・
正直、私は就職氷河期世代の中でも、お金の面では貯められている方だと思います
残念ながら結婚は出来ていないため『独り身で寂しいやつ!』ということは言われるかもですが、就職氷河期世代を語る際の主な議論は収入、もしくは資産の話が中心です

もちろん、未婚率や少子化もありますが、それらも『経済的に恵まれなかったから~』という枕詞が付いてる気がします
私が今の資産を貯めた方法については以下の記事で詳しく書かせて頂いていますが、
今現在の資産や収入を簡単に書くと、このような状況です
・アラフォー、独身
・資産は約3300万円
・株の配当金による不労所得は年約80万円
・雇用形態は正社員で勤務中、年収は550万ほど
いやらしい意味でも自慢する意味でもなく客観的な事実として
高卒&就職氷河期世代のアラフォーで資産3300万円ならば、がんばっていると言ってよいでしょう
また当ブログにて何度か登場して頂いている、【令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況】で確認すると、学歴別の40歳~44歳の平均年収は以下となっています

上記だと私の場合は【高校 男性年収】に入るため、3,828,000円が平均年収となります
現状の私の年収は550万ほどですので、こちらでも頑張っている方です
ただ、です
私も31歳で転職するまでは年収300万円前後でしたし、その前は250万程度でした・・・
31歳から一念発起してブラックな会社から転職~支出の見直し~投資がそれぞれ上手くハマった結果として資産3300万まで持っていけましたが・・・

あのまま、転職せず~投資の流れにも乗れていなければーーと思うとゾッとします
私は転職が上手くいきましたが、仮に転職時にも就職氷河期状態が続いていたなら、そもそも転職はできていなかったと思います
この辺り、サラリーマンというものは、就職氷河期でもそうですが時代の浮き沈みに大きく左右されてしまうものだなぁ、っと改めて感じる次第です
高卒&就職氷河期世代の当人として私の今現在を公開させて頂きましたが・・・
私は転職~投資~と運に恵まれた部分が多分にありました
ほんの少し歯車がズレていたならば『老後はもお、絶望的だ・・・』と日々、社会を憎み、涙を流していたかと思います
就職氷河期世代の今を就職氷河期世代の当人が見て思うこと
昨今の就職氷河期世代の今を、就職氷河期世代であった私が見て思うことは、もお素直に

がんばれ・・・!
ということしかできません
がんばれ、という言葉はがんばっている人には禁句ですが、純粋にそう思います
運に恵まれた、と先の内容で書かせて頂きましたが、その一方で正直に言うと、私は人一倍の努力はしたと思います
アラフォーになった今も、基本的にはなんらかの勉強を必ずするようにしています

まあ、この辺りは『新たな知識を得るのが好き』という、趣味的な部分もあるのですけども
この勉強というのは例えば、サラリーマン投資家として投資の情報を見たり、本を読んだり
こちらのブログ運営のためのスキルを調べたり、新たなITツールを使ってみたり・・・
そんなレベルではありますが、ひたすら浪費~娯楽で一週間過ごす! ということは多分、社会人になってからは一度も無いと思います
大人になったら、もお勉強しない! という人も多いと聞きますので、この点は誇っていいのかな? と自画自賛しておきます
なので、内心では資産が増えたことに対し、

そりゃあ、俺、勉強してるもん!
という気持ちもあるのは正直なところです
ですが、就職氷河期世代が社会的に切り捨てられ、大きな不利を強いられていることは間違いないと考えます
おじさん臭くて恐縮ですが、あの時代はほんっとーに辛いものでした
面接を受ける前、福利厚生について問い合わせメールを送ったら、
『働けるだけでありがたい、という思いでいないとダメですよ』
というメールを面接前に送ってくる、やべー会社の競争倍率が数十倍を超えていた異常な時代です
そのような企業やその際に落とされまくったことで、精神的に追い込まれてしまう純粋な人はとても多かったと思います
一番の問題は、あの時代にダメだダメだと否定され続け、自己肯定感をぼろぼろにされた結果
そもそものやる気を失ってしまったことにあると思います
私もほんっとーに心をぼろぼろにされました
私の場合は運よくというか性格なのか『まあ、なんとかなるかなぁ』という感じでいられましたが、この心の耐久力は人によって違います
『やる気を出せよ! 本人の努力が足りない!』
そういう簡単ですが、考えて欲しいのは否定され続けると人は『自分はダメなヤツなんだ』と思ってしまうということです
「おはようございます!」と元気に挨拶をして、毎日「元気があっていいね!」と褒められる人と「朝からうるさい」と言われた人では、行動が変わり性格も同じにはなりません
否定されることが多かった就職氷河期世代
そんな同士の皆さまに寄り添った支援が行われれば、と願わずにはいられません
まとめ
就職氷河期世代の今現在として、氷河期世代当人である私の今現在と、思うことを徒然と書かせて頂きました
難しいのは就職氷河期世代は不遇であったという共通認識はあるものの自己責任論が根深い、ということです

恵まれていなかったとしても、環境によって違いはあるもんでしょ、文句を言ってないで努力しなさいよ
という感じですね
この辺りは難しい問題ですが、就職氷河期世代は他の世代に比べ人生がハードモードになってしまった世代です
就職氷河期世代を過ごした当人として、なんらかの救済措置があれば素敵だな、と個人的には思います

誰かを救済しようとすると、不公平! って意見も出るから、難しい問題だけどねっ!
それでは、またご覧頂けますと幸い & 目が潤んじゃうほどに喜びます、感謝!
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